1 Donny Schwekendiekトリオ & 深尾多恵子(龍海院)
Donny Schwekendiek(P)、北浦ゆたか(B)、Ruben Figueroa(D)、深尾多恵子(V)
ざっと80人くらいの入り。
まず2曲ほど??
サマータイム
ブルー・イン・グリーン(去年も歌っていた)
風と共に去りぬ
琵琶湖就航の歌
アリス・イン・ワンダーランド(去年も確か歌っていた)
最後の曲??
普段はニューヨークで活動しておられるという深尾多恵子さん、昨年に引き続き聴きました。特に高音が美しく声量もあり格調高い歌声ですが、トークは関西のおばちゃんよろしく面白いです。昨年同様、数小節ずつ英語を翻訳しながら歌うという手法で進められました。歌が大変上手いので、それほど好きでない曲調の曲でも聴き入ってしまいます。出身地は、滋賀県近江八幡市とのこと。
ダニー・シュエッケンディックさんも、毎年のように聴いていますが、この方は、はまると実に素晴らしい演奏をされますが、もともと滅茶苦茶上手いピアニストというわけでもないように思っています。今日は、深尾多恵子さんのリードに完全に屈して、彼が最も力を発揮できるはずの自由な演奏が影を潜めてしまっていたように思います。シュエッケンディックさんを萎縮させた深尾多恵子さん恐るべし。
2 三木俊雄クインテット(龍海院)
三木俊雄(Ts)、岡崎好朗(Tp)、椎名豊(P)、上村信(B)、大坂昌彦(D)
ざっと90人くらいの入り。
ストップ・アンド・ゴー
ムーン・フラワー
サウダージ
曲名紹介無し??
ラストもう1曲??
三木俊雄さんのグループも毎年のように聴いていますが、毎度同じことを書くことになります。当方良くは知りませんが、ヨーロピアン・ジャズというか現代ジャズというか、ビートの極めて速い曲が多く、遅いよりは速いほうが好きな当方も、メロディー性のない速い曲はどうも苦手です。三木俊雄さんは、よく行くクリニックの医者に似ていて親近感があるのですが、どうもこの種の音楽には、いつまで経っても馴染めません。音楽性の違いというほかないように思います。
演奏は、みんな大御所的な方ばかりなので、何の文句もありません。ただ、メロディー性のない曲、テーマとアドリブの区別がつかないような曲ばかりだと、勢いリズムのほうに意識が行き、大坂昌彦さんのドラムがやたらと耳に入ってきたような気がします。平板なメロディーの音楽を聴くときは往々にして、相対的にドラムのリズムに耳が行くようです。
3 加藤大智カルテット & 粟田麻利子(日本生命(6F))
加藤大智(As)、砂掛康浩(G)、砂掛裕史朗(D)、大村守弘(B)、粟田麻利子(V)
ざっと80人くらいの入り。
??
星に願いを
It had to be you
ショリーニュ・プラ〜??(ラテン調リズムの曲)
飛行機雲(どうせ荒井由実やるなら、もっといい曲あるでしょうに。スローな曲を挟みたかったのかな?)
バタフライ(粟田麻利子作曲)(加藤大智フルート)(ボーカルじゃなくてボイスというジャンルだそうな)
よく聞き取れなかった?? 何とかチューンと聴こえたが・・・
It might 〜 spring??
加藤大智君は、浅井良将君と同様、見るからにマジメそうなサックス演奏者で、浅井良将君に次いで「東海林太郎2号」と名づけることにした。リーダーということになっているが、ほとんどしゃべることもなく、むしろ砂掛康浩君がリーダーみたいな立ち位置になっていた。もっとも、MCはボーカルの粟田麻利子さんが務めたので、大方、粟田麻利子さんのトークで進行した。
ギターリストにイケメンは多く、砂掛康浩君も御多分に洩れない。ピアノなしのグループなので、ピアノの代わりとなるべく、美しいアルペジオを駆使していた。イケメンながら、何とも愛想の良い笑顔の御仁だ。
粟田麻利子さんを聴くのは3回目だ。2回目の2011年のときは、ボイルストン・シスターズということで、バークリー出身の3人娘の1人として参加していたが、何か意地悪っぽいエナジーを発していたように思う。今回は、1回目の2010年と同じく如何にも愛想のいい感じだった。ちなみに、当方、個人的には、笑顔で愛想のいい粟田麻利子さんよりも、意地悪っぽいエナジーを発していた粟田麻利子さんのほうに興味をそそられる。むしろ、そっちのほうが素顔だろうから。出で立ちは、細かい模様の入った黒のワンピースで、ウエストの部分に幅広のベルトでくびれを作り、下はフレアスカートという可愛らしい服装。ちょい乗せ帽子風の髪飾り、真珠の二重巻きネックレス、右手に真珠の四重巻きブレスレット、左手にピカピカのブレスレット型時計。改めて「すっげえ綺麗な声」と思った。やっている曲は、なんかよくわからない組み合わせだけれど、歌自体は上手い。ただ、ボーカルの立ち位置は、常に難しい。
4 Mike Price & Harvey Thompson Quintet(東邦ガス(4F))
Mike Price(Tp&Flh)、稲垣貴庸(D)、田中裕士(P)、山下弘治(B)、Harvey Thompson(V)
ざっと70人くらいの入り。
ヒア・イズ・テンテンディール?? (サンバ調で速い曲だがメロディアス)
ダット・デアー(マヤさんでもリー・モーガンでも聴いている曲)
ティナリー??
(ここからハーベイ・トンプソン(V)が参加)
変な調子の曲
裏声のスキャットから入る曲(ラテン調)(トロンボーンの音真似スキャット)(いろいろな声色を出す)
ラテン調の曲
4ビートの曲
アンコール1曲目 (スローバラード)
アンコール2曲目
好きなタイプの曲が多かった。ラテン調のナンバーが多かった。知らない曲が多かったが、総じて選曲良し。黒人ボーカルも含め、みんな良い演奏だったが、特に田中裕士さんのピアノが光っていた。この方、初めて聴いたが、ちょっとチェックしておきたい。強面だが、相当好きなタイプのピアニスト。
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